書籍ーバカでも稼げる「米国株」高配当投資ーを読みました
バカでも稼げる「米国株」高配当投資 著者/バフェット太郎
きっかけは、2020年のStay home中に見たYOUTUBEです。
【株投資①】誰でも稼げる米国株投資〜富裕層になるための鉄則〜
中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITYは、解説がわかりやすくておすすめです。
その他もお金に関する投稿を拝見しました。
動画で概要を知り、本で詳細を学ぶスタイルです。
著者のバフェット太郎さんのYou Tubeも定期的に見ています。
市場や経済の動きの勉強になります。
くみんの経緯 ー友人に米国株をおすすめする知識がほしいー
5年ほど務める会社の経営が良くない事は気づいていました。
2020年は新型コロナウィルス感染症の緊急事態宣言が何度か出て、さらに売り上げは減少。
今後回復するのも難しいように思います。
2019年くらいから、つみたてNISAやiDeCoについて実践しながら学んでいます。
はじめるまでは、元本が減るかもしれないとか、引き出しのタイミングなどの不安がありました。
知り合いに聞いたり何冊か本をよみ知識を得ることで、不安を減らしました。
運用期間が長くなるほどリスクが減るので、引き出せないiDeCoは理にかなっているように感じます。
給与以外の口座を持ち少しずつ増えていくと、漠然としたお金の不安が少なくなります。
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ、<複利の力>も感じています。
給与+αとして資産形成予定でしたが、コロナによる減給を賄うような状態です。
コロナショックの頃に始めたので、元本が減らずにいるのはタイミングが良かっただけかもしれません。
元本を年収程度にすることを目標に、5−10%の利益を目指します。
資金と期間が増すと、複利も大きくなります。
この意味は実際にはじめたことで理解しました。
投資に興味を持つ友人より、アメリカ市場の優位性について質問がありました。
理解しているつもりが、うまく答えられませんでした。
説明できる程度に、以下にまとめたいと思います。
本の内容について
「配当投資をするならアメリカ市場。」
「25年以上連続で増配を繰り替えす企業は、
米国100社以上
日本は花王の1社のみ。」
米国のは上場する事が難しいため、優良企業が多いそうです。
また株主還元の意識も高く、配当金を出す傾向にあります。
バリュー株、グロース株とは
バリュー株は生活必需品などで売上が安定している企業で、
グロース株はITなど近年の伸びが大きい企業です。
素人におすすめの<バリュー株>
インカムゲイン=配当収入を望める
営業キャッシュフローマージンが高い=独自のブランド力や製品・サービスで利幅をとれる事業を展開。
競争優位性の高い大型株。
米コカ・コーラを例にします。
設備の規模が大きく他社が参入しずらい市場で、景気に左右されない消耗品を扱っています。
その他の企業も以下で銘柄紹介いたします。
企業の成長にかける<グロース株>
キャピタルゲイン=値上がり益を望める
配当を一切出さないが、株価があがることに期待する。
企業の利益成長にかける投資スタイル。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が率いる電気自動車(EV)メーカー、米テスラを例にします。
時価総額は1兆ドルを超えています。
年間売上は約300億ドルなので、33年分の売上分となります。
投資家は将来の発展を期待しており、企業は設備投資や事業拡大にお金を使うようなイメージです。
投資方法
「景気循環別、銘柄数を決定する」
「それぞれの景気に強いセクターというのがある」
同じセクターに分散投資しても、同じ様な景気の影響を受けるそうです。
例えると、コロナ禍で航空系がダメージを受ける時、ANAとJALの株価が下げるような現象です。
著書ではセクター分散をして、バリュー株に投資するのが良いとされています。
景気循環とセクターと銘柄
回復 ハイテク、金融
好況 資本財、一般商材、サービス、素材
後退 エネルギー
不況 生活必需品、ヘルスケア、通信、公益
著書には具体的な30銘柄が紹介されています。これらを好みの配分に決定します。
こちらは2018年初版時の情報です。
本では営業利益や会社の特徴も紹介がありますので、気になる方はぜひ見てください。
SDGS系企業なく、たばこや石油の会社が入っています。
私はSDGS系の勢いがある企業が目立ってくるが大手企業はすぐに無くならないと予測しています。
ハイテク(回復)
アップル(AAPL):スマホ「iPhone」でおなじみのアップル
マイクロソフト(MSFT):「ウインドウズ」や「オフィス」など世界的なソフトウェア企業
インテル(INTC):世界最大の半導体メーカー
IBM(IBM):ITサービス大手
金融(回復)
ウェルズ・ファーゴ(WFC):リテール銀行の大手
USバンコープ(USB):米国5位の金融持ち株会社
資本財(好調)
スリーエム(MMM):「ポストイット」「スコッチブライト」などの消費財とその他産業のコングロマリット(複合企業)
ユニオン・パシフィック(UNP):米国最大の鉄道輸送会社
キャタピラー(CAT):世界最大の重機メーカー
エマソン・エレクトニック(EMR):電気・電子機器のコングロマリット(複合企業)
消費財・サービス(好調)
ホームデポ(HD):世界最大のホームセンター
マクドナルド(MCD):世界最大の外食チェーン
エネルギー(後退)
エクソン・モービル(XOM):世界最大の石油会社
シェプソン(CVX):石油世界最大手の一角。上流部門に集中しており、株価の上下が強い傾向
※エネルギーはSDGSの影響で、ネクステラ(NEE)の勢いが強い
生活必需品(不況)
プロテクター&ギャンブル(PG):世界最大の日用品会社
コカ・コーラ(KO):ソフトドリンク世界最大級
ペプシコ(PEP):ソフトドリンクとスナック菓子で世界最大級
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM):「マールボロ」「アイコス」でおなじみの世界最大のタバコ会社
アルトリア・グループ(MO):「マールボロ」「ラーク」でおなじみの米最大級のタバコ会社
ウォールマート(WMT):世界最大の小売チェーン
コルゲート・パルモリーヴ(CL):米家庭用品で3位。
モンデリーズリーズ・インターナショナル(MDLZ):「ナビスコ」「トライデント」などの食品大手
クラフト・ハインツ(KHC):チーズ、トマトケチャップでおなじみの世界5位の食品会社
ヘルスケア(不況)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):トータルヘルスケア大手
アッヴィ(ABBV):バイオ製品大手
アムジェン(AMGN):バイオ医療メーカー大手
アボット・ラボラトリーズ(ABT):ヘルスケア総合大手
通信(不況)
AT&T(T):世界最大の通信サービス
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ):世界最大の通信サービス
公共(不況)
サザン(SO):米国最大の電力・ガス会社
分散方法
「8〜16銘柄の分散投資が最適ゾーン」
著者は、「1:1:1:7銘柄」(回復:好況:後退:不況の割合)で保守的な10銘柄を設定しているそうです。
「十分に分散できない場合、残りをs&p500ETFに代用するなどする」
すでに投資信託を持っていますので、1:1:1:3銘柄(回復:好況:後退:不況の割合)で実行しようと思います。
生活に馴染みのある企業をピックアップしました。それぞれの銘柄を2万円ずつ購入します。
今月中に始めるのが目標です。
<2021年現在 ネット証券などで最低購入額を気にする必要がありません。>
2018年の初版発行時は推奨の最低購入額がありましたが、2019年の著者のブログで解説されています。
運用方法
「組み入れ比率最低銘柄=ポートフォリオ内で最も評価額が低いものを月末に買い増す。」
買い付け時期をずらし、割高で買ってしまった株などを調整する意味を持つ。最初の一回も気にせず買う。
「複利を再投資する」
配当の再投資により、将来の資産に大きな差が生まれる。
著者は、米国株は2034年まで強気相場だと予測しているそうです。
実際に始めることで、今後の米国株市場を知ることになるでしょう。
私の生活を支えるものに育ちますように。
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