初期流産の話(後編)|手術とメンタルの扱い

妊娠・出産
初期流産の話(後編)
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※妊娠と流産に関する記事です。

苦手な方は読み飛ばしてください。

前回の投稿の続きです。

結婚すぐの妊娠に喜ぶも、初期流産となりました。

流産についてインターネットで見ると、

医師や病院によって経過の考えが異なるようです。

また、ブログなどをみても、

戸惑う気持ちや戸惑いを解消するサイトはなかなかありませんでした。

過去のことのなっていて、

妊活を再開したり、子供に恵まれていたりしていたします。

悲しみの瞬間が一緒の人も、なかなか見つかりません。

私も時間の経過と共に悲しみはおさまり、生活の中で楽しみも感じ始めました。

いつか振り返った時に、こんな事もあったなーって、思えますように。

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経緯の続き

前回の投稿の続きです。

産院での流産判定

一緒に出掛けた旦那は、私の検診をカフェで仕事をしながら待っていました。

病院へいく間は大雨でずぶ濡れです。

クリニックからの招待状と、母子手帳と妊娠検査補助券をもってマタニティームード満点でしたが、検診で心拍見えずに「子宮内胎児死亡」の診断を受けました。

呆然としてしまって手術日程を決められないので、午後に主人と再訪する事にしました。

医師からの説明を受けて、「子宮内容除去術(吸引法)」の手術予約をしました。

経過観察検診と海外旅行の予定があるので、診断を受けた翌日に手術をしました。

幸せ気分からの、ショックな診断のギャップが大きいです。

少し時間が経つと、悲しみと今後の妊娠出産に対する不安で、涙が止まりませんでした。

誤診ではないかと認めたくない気持ちや、手術への恐怖もあります。

年齢や体質を思い、この先の妊娠と出産に対してネガティブな考えが巡ります。

手術の日

手術当日は、タクシーで病院へ行きました。

仕事で忙しい旦那ですが、悲しみを抱いて手術に怯える私に付き添ってくれました。

待合はないので、見送ってすぐに帰宅します。

9時に病院に行って処置を受け13時頃から手術でした。

個室で待つ時間はYoutubeをみたり、昼寝をしたりゆったりと過ごしました。

涙がでますが、おもしろ動画で笑ったりもしています。感情って不思議だなー。

手術は10-20分くらいで、退院14時半ごろでした。

すぐに食事をして良いと聞いたので、近場でパスタを食べて帰りました。

気分の赴くまま、ケンタッキーによって、食べきれずにお持ち帰りをしました。

歩けたので電車で帰りましたが、家近くで体調不良になりました。無理は禁物です。

家につくと旦那は会議中で忙しそうに仕事をしていました。

産院での手術は、通院するお腹の大きな方や赤ちゃんも目に入ります。

私が至らなかった出産を経験する女性がいる事を励みに感じました。

悔しかったり見ていられないという心境には、私はなりませんでした。

もともとの性格でしょう。

術後の経過

直後

手術後の出血はほとんどありません。

10日後に早めの生理を疑うような出血が2日ありました。

流産手術の日を生理1日目と考えるようなので、生理の可能性は低そうです。

腹痛など痛みは時折ありました。

処方された薬が終わってからは、市販の鎮痛剤を利用しました。

1ヶ月後

検診では、生理をもう1回見送りましょうとのことでした。

1ヶ月後に再訪します。

また、気になることを質問しましたが、回答は一般論でした。

  • 生理を1回見送ってから妊娠するのが良い。
  • 不妊症の血液検査は12月くらいに可能。今は妊娠反応が残っていて正常判定ができない。また、それまでに妊娠したら検査はできない。
  • いつ妊娠するかはわからないので、トライする価値は多いにある。
  • 不妊治療(私の場合不妊ではなさそう)では仕事を見つけづらいと聞くから、転職は今がタイミングではないかも。子供を望むなら、第一優先にするといいのでは。かといって、プレッシャーに思うのも良くない。

共済手続き請求書の記載をお願いしました。

1週間くらいで請求書が上がったようで電話をいただきました。料金は¥3300です。次回の検診時に受け取ります。

不育症を疑う

妊娠しても育たない不育症というジャンルがあるようで、私はそうかもしれないと思っています。

保険範囲の血液検査をする予定です。

また妊娠する事を望むので、予防ができる事を知っておきたいです。

体が落ち着く12月頃に検査可能で、それは生理がくる時期と医師より言われています。

不育症を扱うクリニックへ行こうと考えますが、専門家が少なく書籍も少ないようです。

また不育症でも、出産できる可能性はあるので、妊娠にチャレンジしながら通院方法を考えるのがいいかと思っています。

メンタルについて

流産報告の無理は禁物

流産はショックでした。

妊娠を伝えた人への流産報告も、できればしたくないという気分でした。

母子手帳を受け取って上司へ話したので、報告をもう2週くらい遅くすればよかったな、と後悔しました。

日帰り手術で仕事を休む相談をする事になったので、上長に報告していたのはよかったです。

気持ちや休みの面、翌日の通院などで配慮いただけました。

友人などへの報告に気が重いな、とか色々な思いが巡りました。

あの時に報告しなかった人は、伝えるタイミングもなく、未だに出産予定だと思われているのでしょう。

しかし時間の経過とともに気持ちが落ち着いたので、無理に連絡する必要はないと思います。

変わる事と変わらない事

出産の予定はなくなりました。

でも、私を取り巻く環境が、全て変わった訳ではありません。

面白いYoutubeの投稿は更新されているし、

悲しみを解ろうとしたり、心配してくれる家族がいます。

外食時に好きなメニューを選んだり、気分によってはアルコールを飲む事もできます。

体が落ち着くまでは気ままに過ごしました。

2週間くらいで飽きて、日常に戻りました。

また、妊娠に対する、なんとかなるさ気質が変わりそうです。

もしまた授かれるなら、胎児の健康第一で、いろいろなことをセーブすると思います。

これまでは、順調な妊娠なら神経質になりすぎずに自然に過ごすつもりでいました。

避けることはアルコールくらいです。

週に1度ビールと1杯飲むか飲まないか程度なので、禁酒の負担はそこまでありません。

たばこはもともとを吸いません。

時間薬と思考の切り替え

badモードの時こそ、日常の行動をする。

引用元:宇多田ヒカルさんのインタビュー

結果的に、すぐに仕事をすることで気持ちが切り替わりました。

私は手術翌日に半日出社しました。

朝に涙が止まりませんでしたが、このまま家にいても気持ちが安らぐ事はないと感じました。

また、3週間後に1週間の休暇の予定なので、落ち込む時間がなかったんです。

手術の翌日の通院について突然知って(翌日より仕事が可能と聞いていました)、あらかじめ休む予定がありませんでした。

半休の時間の兼ね合いで、通院前後に母とお茶をしました。

お茶とパンケーキが美味しいカフェでした。

年齢を重ねるたびに、悲しみや苦しみは、体験しないと共有できない事があると感じます。

なので慰めてほしいとか、話を聞いてほしいとか、若い頃ほど思わなくなりました。

悲しみも嬉しさも、長い人生の1コマです。

思うように進まないもどかしさも、保留となっているだけでいつかまた動く時がくるでしょう。

それは出産かもしれないし、何か他の変化かもしれません。

保留する力

引用元;なにかの雑誌の1文

先が見えなかったり、思い通りにならない事も、今回が初めてでありません。

いつか振り返った時に、こんな事もあったなーって、思うのだろうな。

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